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大企業が実践する残業軽減の取り組み例5社分

○職務給の導入されている企業や働き方を変えられる企業がある

大企業のアステラス製薬株式会社は、2005年に合併により誕生しました。その合併時に給与を職務給に一本化したのがポイントです。

 

職務給というのは、従事している職務がどの程度難しいのかと言う点や、価値によって決定される給与です。職務と給与に結び付きがあり、年齢や勤続年数、職務遂行能力などといった職能給と異なります。評価は、時間ではなく役割や成果によって測られるようにしたのですね。

 

サイボウズ株式会社では、人生においての出来事が起きた際に働き方を変えられる『選択型人事制度』を採用しています。『時間に関係なく働く』、『少しだけ残業して働く』、『定時・短時間で働く』の3種類から選択が可能です。これも、残業を軽減するためには有効な手段ではないでしょうか。

 

↓コチラを参考にしました

その残業ほんとに必要?ユニークな残業時間削減の取り組み5社! | Your MISSION

 

○終礼を導入する企業や残業削減に成果報酬を付けたケースもあり

Good patchはUIデザインの企業です。Good patchでは、多くのスタッフが遅くても20時には退社しています。それは、朝礼と終礼があることで実現しています。午前10時に皆で朝礼を行い、終業時間の19時にも終礼が行われます。終礼をすることにより、いつまでも何となく残ってしまうスタッフもいなくなったのですね。

 

SCSK株式会社では、2013年より年次有給休暇取得日数 20 日、平均残業時間 20 時間/月以下と言う目標を掲げて、活動を始めています。残業削減にインセンティブを付けたことがポイントです。

 

要するに、労働時間の短縮をプラス評価として、残業が少なくなったとしても年収が下がらないように工夫したのです。

 

2015年からは裁量労働制の対象者が拡大されて、裁量労働制の対象ではないスタッフについても固定残業代が支払われる制度が導入されています。それでも、残業時間は減少傾向にあるようです。

 

クラシコムでは残業をしてはいけないのがルール!

残業規制を強化するという点は、国の政策反映ともなります。クラシコムは、『北欧、暮らしの道具店』を運営しています。創業当時より18時には皆が退社する決まりとなっています。

 

とても単純明快ではあるものの、時々ではなくいつでも18時に退社しています。対応できる時間に限度があるからこそ、チーム共通となっている『お客様の対応が最も大事』というルールも行き渡っているのです。

 

個人でも、やることリストを作ってスケジュールも余裕を持たせるようにして、そうして仕事を進めていくのが残業をしなくても成果が出せる秘訣でもあります。

 

それに、クラシコムはスタッフ皆が仕事が好きであり、いつでもどこにいるときでも仕事のことを考えてしまう方が多い点が面白みとなっています。仕事熱心であり、残業をしないと決めているからこそ、メリハリがあり高い成果があげられているのですね。